記事の要点: オンダリフトは脂肪層と皮膚のたるみを同時に測定した2024年の臨床研究で、脂肪厚の減少とたるみ改善が確認された施術です。 頬の脂肪を減らすと肌がたるむのではと心配な方に向けて、研究データをもとに脂肪と弾力を一緒にケアできる仕組みを詳しく解説します。
オンダリフトはなぜ脂肪とたるみを同時にケアできるの?
オンダリフトはマイクロ波を利用して、皮膚の下にある脂肪層とその周囲の結合組織に熱エネルギーを伝える施術です。脂肪細胞は一定の温度以上の熱を受けると徐々に機能を失い、時間をかけて体外に排出されていきます。
機能を失った脂肪細胞は再び増えることがないため、体重が大きく増えない限り、減少した体積は戻りにくいとされています。同じ熱が脂肪層を包む線維組織や真皮にも伝わることで、コラーゲンが収縮し再生される過程が起こるんです。
そのため一度の施術で、脂肪が減る変化と皮膚が引き締まる変化が同時に起こる可能性があります。脂肪用とたるみ用、それぞれに適した2種類のハンドピースを使い分けるので、顔とボディの両方に活用できるのも特徴です。
表面は常に冷却されながら施術が進むため、肌の表面が熱くなりすぎることはなく、施術中は温かい熱感が上がっては消える程度に感じる方が多いようです。ただし脂肪が減る変化は数週間かけてゆっくり現れるため、施術当日にすぐ確認するのは難しい点は知っておいていただきたいです。
4回の施術後、脂肪の厚さはどれくらい減った?
2024年に発表された臨床研究「Non-invasive system delivering microwaves energy for localized adiposity reduction, skin laxity, and cellulite」では、平均40歳の女性16名を対象に検証が行われました。腹部が気になる方10名、お尻から太ももが気になる方7名が参加し、1ヶ月間隔で4回施術を受け、最終施術から4週間後に結果を比較しています。
各部位を縦横15cmの2つの区画に分け、区画ごとに約15分施術しました。その結果、左側の腹部脂肪は1.32cmから0.85cmへ、右側は1.23cmから0.92cmへと薄くなったことが超音波検査で確認されています。
メジャーで測った周囲径だけでなく、画像で確認した脂肪層の厚さそのものが減ったという点が意味を持ちます。体重計の数字よりも服を着たときの見た目の変化を先に感じるという声が多いのは、こうしたデータが背景にあるのかもしれません。
太もも側も周囲径が平均98.4cmから96.6cmへ減少し、セルライトの等級も改善して表面の凹凸が整った例が多く見られました。ただし超音波測定は参加者のうち3名にのみ実施されたため、この点は参考程度に捉える必要があります。脂肪が減る程度は、もともとの脂肪の厚さや生活習慣によって個人差が大きいことも押さえておきたいポイントです。
腹部皮下脂肪厚の変化(Arrigoni 2024, Table 2)
部位 | 施術前 | 終了4週間後 |
|---|---|---|
左側腹部 | 1.32cm | 0.85cm |
右側腹部 | 1.23cm | 0.92cm |
脂肪が減った後、たるみはどうなった?
脂肪を減らす施術で最も心配されるのが、まさにこの「たるみ」の部分です。研究チームは皮膚のたるみの程度を「なし」から「重度」まで段階分けし、施術前後を比較しました。
施術前にはたるみが「なし」と評価された人は一人もいませんでしたが、施術後には41%が「たるみなし」に変化しています。「重度のたるみ」と分類されていたケースも、施術後にはすべて解消されました。
脂肪が減ると同時に皮膚が引き締まったことで、たるみを残さずに輪郭が整理された可能性があります。痛みは10点満点中平均3.5点程度と我慢できる範囲内で、報告された副作用はありませんでした。
参加者16名全員がこの施術を他の人に勧めたいと回答しており、施術後に一時的な赤みが残ることはあっても、多くの場合当日中に落ち着き、日常生活にすぐ戻れる点も利点として挙げられます。ただし顔は腹部よりも脂肪層が薄く肌も敏感なため、エネルギーと回数をより繊細に設定する必要があります。頬の脂肪が少なくたるみだけが気になる場合は、オンダリフトよりも他のリフティング施術のほうが合っている可能性もあるため、事前のカウンセリングで自分に合った施術を見つけることをおすすめします。
💡 頬の脂肪とたるみが同時に気になる場合、事前カウンセリングで脂肪の厚みと皮膚の状態を確認することが大切です。
よくある質問
オンダリフトの施術中は痛みがありますか?
臨床研究では痛みのスコアが10点満点中平均3.5点程度と報告されており、我慢できる範囲と感じる方が多いようです。表面を冷却しながら施術を進めるため、強い熱さよりも温かい熱感として感じることが多いとされています。ただし痛みの感じ方には個人差があります。
オンダリフトは何回くらい受けるとよいですか?
紹介した研究では1ヶ月間隔で4回の施術が行われ、最終施術から4週間後に脂肪厚の減少とたるみ改善が確認されています。ただし必要な回数は脂肪の厚みや肌状態によって個人差があるため、カウンセリングで確認することをおすすめします。
脂肪を減らすとかえって肌がたるみませんか?
研究データでは、脂肪が減ると同時に皮膚の引き締めも起こり、施術後にたるみが改善したケースが多く報告されています。脂肪層と結合組織の両方に熱が伝わる仕組みのため、脂肪だけを減らす施術に比べてたるみのリスクを抑えられる可能性があります。
施術後にダウンタイムはありますか?
研究では施術後に一時的な赤みが見られることがあるものの、多くの場合当日中に落ち着き、日常生活にすぐ戻れると報告されています。ただし肌の状態によって回復の経過には個人差があります。
顔と体では施術方法に違いがありますか?
顔は腹部などに比べて脂肪層が薄く肌も敏感なため、エネルギー設定や施術回数をより慎重に調整する必要があります。脂肪用・たるみ用の2種類のハンドピースを部位に応じて使い分けることも特徴の一つです。